マーチンゲール法は気軽にできる攻略法のため、初心者でも安易に利用する傾向があります。
しかし安易に利用した結果、引き際が分からず莫大な損失を出し、資産を失ってしまうことが珍しくありません。
そこで今回は、マーチンゲール法の損切りの重要性を解説し、具体的な損切りタイミングについて解説します。
マーチンゲール法に必要な損切りに耐えられる資産についても触れていきます。
この記事を読めばきっとマーチンゲール法の損切りについて理解できるでしょう。
マーチンゲール法は損切りタイミングが命です。
損切りとは、損をするものの、損失を最小限に抑える行為のことで、主に投資などで使われる言葉として知られています。
オンラインカジノは、投資ではないものの、自分の手持ち資金である資産を守り、増やしたいという方は少なくありません。
そのため、マーチンゲール法においても損切りの考えを持つことはとても重要です。
この損切りが重要である理由として、3つあります。
それは、損失が莫大になること、一度負けてしまうとマーチンゲール法単独では損失が穴埋めできないこと、そして泥沼化の危険性です。
マーチンゲール法を利用し、損切りのタイミングを誤ると、損失は莫大なものとなります。
例えば、6連敗した場合は、1+2+4+8+16+32=63になり、初期投資額の63倍です。
ここまでの損失は十分あることですが、損失として見れば非常に高額です。
こういった損失を度々繰り返してしまうと、資金を容易に失ってしまうでしょう。
損失を拡大させないためにも損切りは重要です。
また泥沼化の危険もあります。
これは、ドラマや映画などでも目にした方が多いのではないでしょうか。
最後に1度勝てれば、損失はすべて取り返せる、そんな魅力から戻れないくらいまでベット金額を増やしてしまうこともあります。
それで勝てればいいのですが、万が一勝てなかった場合は、損失が大きくなるでしょう。
さらにもう一度ゲームを行い、勝ったとしても得られるのは、最初にベットした金額と同額です。
例えば、1ドルからスタートすれば、どんなに大逆転をしても利益は1ドルのままになります。
先ほどの63倍の損失をした場合、63回勝つ必要があり、その間に大きな損失を負って、取り返せなくなることも少なくありません。
こういった取返すにも得られる金額が少ないため、再度損失を出すリスクのある攻略法です。
こういった意味から、早めに勝負を捨てて損切りを行い、ダメージを最小限に抑える必要があるのです。
マーチンゲール法の損切りの重要性について解説してきました。
次に具体的にどの程度で損切りを行うべきかという目安について紹介しましょう。
基本的にマーチンゲール法だけで運用する場合は3連敗程度であきらめた方が無難です。
3連敗が発生する確率と損失額を考えた場合、そう言った結論が出せるでしょう。
まず、3連敗が発生する確率は、勝率50%のゲームに対して同じ目にずっとかけた場合1/8です。
これは12.5%になり、確率的にもあまり発生しない確率になります。
そのため、頻繁に損切りという名目でゲームを中断することもありません。
次に損失の面でも、何とか取り返せるレベルです。
3連敗であれば、初期投資額が1ドルの場合、損失のトータルは7ドルです。
1敗で1ドル、2敗で1+2=3ドル、3敗で1+2+4=7ドルになります。
7ドル程度であれば、1ドルの投資額で利益を狙った場合、7回程度で取り返せます。
途中再び、3連敗が入ってしまうと難しい面もあります。
しかし、確率的に見れば8回に1回程度のやってくる計算なので、7ゲームプレイして取り返せれば勝機はあるでしょう。
基本的に損失が出たら、別の攻略法と併用して行うのもおすすめです。
例えば、オンラインカジノで認められているルーレットの空回しを行うと、勝率が若干上がります。
また、パーレー法などの併用によっても損失を取り返しやすくなるでしょう。
マーチンゲール法は、いずれにしても損切りに耐えられる資産を用意しておく必要があります。
多いに越したことはありませんが、最低でも3連敗2回に耐えられるレベルが必要です。
例えば、1ドル単位でマーチンゲール法を運用している場合は、14ドル程度は必要といえるでしょう。
もちろん、オンラインカジノの金額としては非常に少額なので、敷居が低いように見えますが、これは最低限の目安です。
基本的にマーチンゲール法は、豊富な資金が前提にあるものです。
もし豊富な資金があれば、連敗数を4連敗、あるいは5連敗まで引き上げても問題ありません。
ただし損失が出たら、その時はマーチンゲール法単独で損失を取り返すのは困難で、その点は注意して運用しましょう。
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